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やられる前にやってしまうっ!

昨夜、茶室で起こったSS(ショートストーリー)の提案
誰かに書かれる前に自分で書いちゃうよっ!
(ついでにPT会話であったパニ×○○も一緒にしてやるっ!)

まったく!なんてものを題材にしてくれるんだっ!


文章下手だけど、これで我慢してくれーーーーッ!



  * 当然ながら長いよ
  * 題材はパニ・・・(クッ
  * 誤字脱字多いかもしれません
    (気にしたら負け)
  * きっと突っ込み所多いだろうけど見逃して・・・orz



  (今更ながら SSタイトル入れてなかったよッ なのでタイトル追加)







‐月光の灯火‐




暗い・・・暗い闇夜を照らす月明かり
その月明かりを受け止め、静かに・・・・輝きながら波打つ湖
微かに聞こえてくる虫達の歌声と、岩場から流れ出る湧き水の音
優しく全身を包み込むような、暖かい風・・・・

戦いと無縁なこの場所が・・・私は好きだ




毎日、毎日、未知の獣達と戦い
時には・・・自分と同じ「人」とも対立する
生臭い血を浴びながらも、一心不乱に剣を振り続ける日々に疑問を抱くことも多い

「なぜ・・・私は戦うの?なんのために?誰の・・・ために・・・?」

何度も何度も自分に問いながら・・・
未だに答えは出ないまま・・・
いつも愛用している剣を持ち
戦い続けていた

「私の手は・・・血に染まりすぎてるのかな・・・・」

思わず、自分の両手を広げ見入ってしまう
本当に自分の手の平が血だらけになっているわけじゃない
だけど・・・・
だけど・・・・
生暖かい・・・真っ赤な鮮血が私の手を覆っている錯覚に溺れてしまう

「くっ!」

おもむろに身に着けていたもの全てを投げ捨てる
剣も服も下着も・・・すべて
髪の毛を束ねているヘアゴムも外し、脱いだ服の上に置く
だけど、十字架のペンダントだけは外せない・・・

だってこれは・・・・大切な物・・・・だから・・・


          ◇◇◇


パシャリ・・・  パシャリ・・・


小さな水飛沫を上げながら、私は湖の中へと入っていった

「・・・冷たいけど・・・・・・気持ちいぃ・・・・」

安堵の息を漏らしながら湖の中央へと泳いでみる
水面に映し出された月がゆらゆらと動く姿をみながら
追いかけるようにゆっくりと進んでゆく

湖の中央に着き、私は仰向けになった
全身を水面に預け、満天の星空を見上げる
時折魅せる流れ星を目で追いつつ、静かな時間を過ごす


穏やかな時間
(目まぐるしく進む戦いの時間)
大自然の心地よい香り
(血生臭い臭い)
自然が生み出す優しい音色
(獣達の呻き声。人の悲鳴)


「はは・・・」

あまりにも対照的で、思わず笑いが漏れる
この場所と、私が住む場所を比べてはいけない
ここは・・・きっと聖地と同じなんだ
殺戮とは無縁な場所
汚しては・・・・いけない場所・・・

「そろそろ出ようっと・・・」

パシャパシャと波音を立てながら陸地へ向かう途中
小さく光るものが私の目の前を横切った
「?」
辺りを見回して見るが、たった今通った光はない
気のせ・・・い・・・?
首を傾げながら、もう一度周囲を見渡す
少し経つと、一つ・・・また一つ・・・・と
淡く、黄金の小さな光が徐徐に浮かび上がってくる
光っては消え・・・光っては消えていくその淡い光は
少しづつ数を増し、湖一面に広がってゆく

「・・・・ほた・・・る?」

私は、その場に立ち尽くしたまま呆然としていた
あまりにも突然の出来事で戸惑いを隠せなかったんだ
写真でしか蛍が飛び交う光景を見たことがない私にとって
今、目の前で起こっている事を・・・すぐに信じることができなかったから・・・

「綺麗・・・」

思わず声が漏れる
味わったことない、この幻想的な光景に・・・妙な興奮を感じた

そっと両手を前に差し出してみると
正面を飛んでいた一匹の蛍が手の中に入り込んできて
私の手の内を照らし始める

「・・・優しい光・・・・」

無意識に口元が緩む
それと同時に、胸の中が熱くなってゆくのを感じる
泣きたいわけじゃない
でも・・・
自分でも判らないけど涙が溢れ出てくる

「変なのっ!」

グスと鼻を啜りながら、蛍を放し涙を拭き
両手を後ろで組んで微笑みながら蛍達を眺めていた
その時・・・

「おや?先客か・・・・」

草叢をガサガサと掻き分けながら誰かが近づいてくる
聞き覚えるある声だった

「・・・ぇ・・・ま・・おー?」

そこに立っていたのは、黒色のワンピースを着こなし
大きなシルクハットを被った女性・・・魔王が居た

「なんだ・・・プニか」
「! プニって言うなっ」

両手を握り締めて力いっぱい言葉を投げつける
どうもこの人が現れると自分のペースが乱される
嫌じゃない。むしろ好きな方だけど
なんとなく自分が思ったことが出来なくて落ち着かない

「・・・・・・・」
「なんだよっ!」
「・・・・いや・・・まぁあれだ。いくら女同士とは言え、さすがにそんな姿で立っていられると目のやり場に困るのだが・・・」
「!」

自分の手を口元に持っていきながら、魔王は目線を逸らす
その態度に思わずカーッと全身が熱くなっていく
パニック状態になった私は、何を思ったのか湖の中に潜り込み
顔だけを覗かせ魔王を睨み付ける

「み・・・みたな・・・」
「大丈夫さ。暗くて見えなかったよ」

ニヤリと笑みを見せながら私の姿を横目で見る魔王
むぅっと膨れっ面になりながらその場を動くことができず
水の中に浸かったままの私は困り果てていた
陸に上がろうにも、自分が脱いだ服が魔王の横にあるからだ
どうしたものかとブツブツ考えている間に
魔王が水辺の近くまで移動し、ちょこんと座っている

「おまえ・・・いつまでそうしているつもりだ?」

両手で顔を支えながら私を眺める魔王の呆れた声が聞こえてくる

「だって・・・・」
「・・・・着替えか?だったらこれでも使え」

そう言って、左手に持っていた鞄の中からバスタオルを取り出し、水辺近くに置いてくれた
しかも、律儀に後ろを向いてくれている

その様子を伺いつつ、湖から這い出た私は、魔王が出してくれたバスタオルを体に巻きつけ、足早に自分の服を取りに行く
急いで着替えようとしたものの、妙に服が重たく感じて戸惑ってしまう自分に驚いた
さっきまで戦いの為だけに着ていた服だ
獣の臭いや汗の臭い等が染み付いたスーツを着ることに躊躇ってしまう
せっかく綺麗にしたこの体に・・・またこの服は着たいとは思わない
・・・かと言って予備の服を持ってるわけでもなく

「・・・・・はぁ」

後ろから溜息が聞こえ、ビクリと体を跳ねる
恐る恐る振り返ると背中を向けたままの魔王が右手を上げた
その手に持っていたのは一枚のTシャツと少し短めの黒いズボン

「これでも着てなさい」
「・・・・・・」

しょぼーんとしながらも、魔王が差し出してくれた服に着替える
チラっと服の柄を見て心の中で思ったことを無意識に口にしていた

「・・・・ぷるる・・・Tシャツぅ!?」
「不服なら脱げばいいじゃないか」

ちょっとムスっとした魔王の返事に慌てふためく私

「や・・・べつに不服じゃないよっ!ただ・・・魔王もこれ着るのかと思うと・・・・」
「私が着たらいけないのかい?」
「う・・・そうじゃないけど・・・・」

こうもあっさりと答えられると返答に詰まる
おずおずと魔王の横に座った私は、横目でその表情を伺う
怒ってるわけでは・・・なさそうだ

「あの・・・ありが・・とう・・・・」
「まったく。プニは世話の焼ける子だな・・・」
「・・・ごめん・・・・」

思わず出た言葉に、きょとんした目をした魔王がこちらを見ている

「な・・・なにさっ」
「いや~ なかなか素直でよろしい」

軽く笑みを見せた魔王は私の頭をポンポンと優しく叩くと正面に向き直った
なんか・・・子供扱いされてるようでまたもや膨れっ面になってしまう

「魔王は・・・なんでここに?」

無言の空間に耐え切れなくなった私は
何か会話がないものかと頭の中を巡らせてみたが・・・
こんなことしか浮かばない

「パニと一緒だよ。ちょっと気分転換に水浴びでもしようと思ってね」

バスタオルや着替えを持ってきていたのだ
当然の答えだろう
だけど、その着替えを使ってしまったのは私であって・・・

「はっ!ごめん!代わりの服もってくる!」

突然立ち上がる私にポカンとした表情の魔王がこちらを見ている

「なんだ?突然?」
「え・・だから水浴びしに来たんでしょ?それなのに私が服使っちゃったから代わりを!」
「は?ちょ・・・ま・・待て!」

そう言って走り出そうとした私を止めようとした魔王は、私の腕を捉んだ
勢い任せで走りだした私は急停止させられた状態になったわけで

「にゃっ!?」

当然のごとくその場に倒れ込んでしまった。

「・・い・・ったーいっ!」
「・・・・・・・・ぷっ」

腕を掴んだままの魔王から笑いの声が漏れる

「クックック・・・大丈・・・夫か?くはっ!あははははっ」
「・・・い・・・今のは魔王が悪いんじゃないかっ!」
「いや・・・ククッ。まさか転ぶとは・・・ククククッ」
「笑うなっ!」

すぐさま立ち上がった私は服についた砂を払いつつ魔王を睨んでみる
だが、その行動も魔王を笑わす素材にしかならなかったのか
さらに声を上げて笑い始める

「むぅーッ!」
「ふふ。そう膨れるな。可愛い顔が台無しだぞ」
「だから!可愛いとか言うなー!」



          ◇◇◇



結局、魔王に着替えはいらないと言われ
湖の辺で談笑する私達がいた。
その時に、いつも思っていることを聞いてみた

『私はなんのために戦うのか・・・』

妙な質問したのに、魔王はいつもと変わらない表情であっさりと答えた

「何を今更そんなことを言っている。護りたい人達。護りたい生活があるからだろう?随分昔だが、自分でもそう言ってたじゃないか」

その言葉を聞くまで、本当に・・・なんでそんな大事なことを忘れていたのだろうと
自分を責め立てた
ただただ剣を振り回すことに夢中になりすぎて

一番大事なことを忘れていたことに・・・
大切な人と交わした約束まで忘れていたことに・・・

「おまえは一人ではないだろう?」

そう。私は一人じゃない
弟や妹がいる
同じアクロニアの世界で出遭った友人もいる
共に戦った戦友もいる

一体・・・何を悩んでいたんだろう
あまりにもバカバカしい内容で悩んでいたんだと思ったら
笑いが止まらなくなった

「パニは考えすぎたんだよ。・・・たまに誰かに甘えてみたらどうだい?」

・・・誰かに甘えろと言われても、どうしたらいいのかよく解らない
と言うより、なんか恥ずかしくってそんな事できたもんじゃない

「・・・・・」

そんな心境を悟ったのだろうか
魔王の手が私の頭に触れたかと思ったらグイっと引っ張り込まれた
ぽふっと膝の上に頭を乗せた私は、戸惑いながらワタワタしている

「ぇ・・ちょっと・・なにっ!?」
「膝枕。いいものだろう?」
「うぇ!?待って!いいよそんなことっ!」
「はいはい。少しは大人しくしてなさい」
「ぬぅ・・・」

魔王の細くて綺麗な指先が私の頭を
ゆっくりと・・・
そして優しく撫ではじめる

「もっと肩の力を抜けばいい・・・」

月明かりの下、優しく微笑み、小さく呟いた魔王の声が呪文のようだと思った
体中の力が抜けて、心が落ち着いていく自分がいる

「・・・うん」

魔王の優しさに・・・
魔王の温もりに・・・
思わず涙が出そうになったけど
やっぱり見られるのは恥ずかしいから
膝の中に自分の顔を埋めてみる

そして・・・・

いつの間にか・・・

他人に甘えまま、深い眠りについた私がいた―――

コメント

どうも、記憶障害者が通りますよ。

パニさんの文才に全俺が嫉妬。S・H・I・T!
ルベリエから漂う独特の妖艶な格好良さや自然なパニの立ち振る舞い、
なによりその美しい情景描写に強く惹かれました。
ステキな文章を有難うございましたぜよ。S・H・I・T!

ウチの連載の代筆やってください。(何を)

【ライ殿】

あわわわっ!コメントあっざーす!
SS初心者がなんか書いてしまいました。

嫉妬だなんてとんでもないっ!
まだまだ表現力のない私です。
でも 頑張ります。
ライさんの連載も楽しみにしてますっ!
(だ…代筆なんてやった日には…ゴフッ)

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