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真実 -序章-


ヴェイカス 「…ここか?」




パニ 「う……ん…」


ヴェイカス 「…今更悩んでも仕方ないだろう。早く会ってやれ」


パニ 「わ、わかってるよ!…ヴェイカスはちゃんと黙っててよ!?」




ヴェイカス 「あぁ。しかし、どの道おまえら全員に話しをしなくてはいけないんだ。
        こうやって、一々憑依しなくてもいいと思うんだが?」





パニ 「だめだよ。これ以上…アリスを混乱させたくないんだもん。
     落ち着くまでは出てこないで」



ヴェイカス 「………」










****************************************************************************************











パニ 「ただいま…」




紗羅 「姉さん!おかえりなさい」




グラン 「…姉さん」


パニ 「よっ。グラン。無事だったかい?」


グラン 「…まぁな」




アレン 「…………」


パニ 「…アリスは…まだ中に?」


アレン 「うん」




パニ 「…ちょっと、話してくるね。それから…お前達にも話しがあるから…」


アレン 「姉さん?」










**********************************************************************











アリスティア 「………」


パニ 「アリス…?」


アリスティア 「!? パニ姉!!」


パニ 「…ただいま」




アリスティア 「おかえり…。おかえりなさいっ!」


パニ 「ごめんね。すぐに帰ってこなくて」


アリスティア 「…ううん」




パニ 「………」




アリスティア 「………」


パニ 「記憶が…戻ったって聞いたけど…」


アリスティア 「うん」


パニ 「黙ってて…ごめんね」


アリスティア 「……セレス母さんって…病死じゃないんだよね?」


パニ 「うん」


アリスティア 「パニ姉とあたしは…本当の姉妹じゃない…んだよね?」


パニ 「……そうだよ」




アリスティア 「思い出したくなかったな…。こんなこと…」


パニ 「アリス…」


アリスティア 「…どうして…本当の事を教えてくれなかったの?」




パニ 「思い出さないほうがいいと…思ったから。
    あの時、あなたが意識を失ってる間、ずっと魘されていたわ。
    母さんって呼びながら…。
    そして目が覚めたあなたは…母さんが殺された事を覚えていなかった。
    ならいっその事、突然の病で死んでしまった事にした方がいいと思ったの。
    きっと…あなた自身、母さんが殺されたと言う事を受止められなかったんだと思う。
    記憶をすり替えるほどに…ね。
    だから、無理に教えようとは思わなかったの。いつか…自然と思い出すまでは…」

    

アリスティア 「………」


パニ 「それに…セレス母さんを殺した相手が…………あの女だったから…。
     余計に…言えなかった…」



アリスティア 「フィリアって…人だよね?パニ姉の…本当のお母さん…」


パニ 「…うん」


アリスティア 「なんで…パニ姉のお母さんは、セレス母さんを殺さなきゃいけなかったの?」


パニ 「……今は…あまり問題視されなくなったけど…昔は、他の種族との交わりは
    「禁忌」だったのは…覚えてるよね?
    そのせいで、「異端者狩り」が行われたことも…」



アリスティア 「うん」


パニ 「…セレス母さんは…エミル族とタイタニア族との間に生まれた…
    所謂、異端者だったらしい…」



アリスティア 「!?」


パニ 「そして…その「異端者狩り」の組織のトップに近い位置に居たのが…
    フィリアだったんだ…





アリスティア 「な…っ!?」


パニ 「………」


アリスティア 「え…でも…待って。アムニスだって……」


パニ 「うん。あの子の外見はドミニオンの姿だけど…血筋はエミル族とドミニオン族の両
    方を継いでる。言わば「異端者」だよね。
    だから…解らないんだ。異端者狩りの組織に所属しながら…なぜアムニスを産ん
    だのか…。
    いや…もしかしたら…産むまでは組織に入ってなかったのかもしれない。
    フィリアが家にいない時間ってのはあまりなかったからね。覚えてる限りでは…
    の話しだけど。
    それでも、所属した理由が理解できない。いつかは自分の子供も殺されるかもしれ
    ないのに…。」





パニ 「あの日も…先に手を出したのは、アムニスでじゃなくて…
    セレス母さんの方だった。
    自分の子供の方が…手を出しやすいはずなのに。
    いざ、自分の子供を前にして母親心に火が点いた…とは思えないしね。
    まぁ…考え過ぎなのかもしれないけど。途中、私が邪魔した訳だし…」





アリスティア 「ぁ…」


パニ 「だからと言って、私の母親がみんなの母親を殺したのは事実。だから私は……」


アリスティア 「フィリアさんを探す為に軍に入った…の?私達に嘘をついて?」


パニ 「そう。…確かに、あなた達を養う為のお金も必要だったわ。でも、本当の目的は…
    フィリアを探す為の情報収集。
    軍に入れば、事件や人探しの情報が手に入れやすかったからね」



アリスティア 「…会えたんだよね?」




パニ 「…………」


アリスティア 「会って…どうしたの?」




パニ 「………そのことは…みんなにも聞いて欲しい事なんだ。
    だから…呼びに行こうか…」






















「………」







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